沖縄県内各地から桜の便りが届けられ、

少しずつ春の足音が近づいている今日この頃。

まるで桜を思わせるようなピンク色のかわいらしい食堂を

うるま市石川曙で見つけました。

外人住宅を改装して作った、その名も「オハナ食堂」。

外壁、扉、看板とピンク一色の建物は、まるで住宅街に咲いた一輪の花のようです。

内装も、桜やコスモスをイメージするような、落ち着いた風合いのピンクで統一されていて、

春が訪れたように心がポカポカしてきます。

ピンクを基調としたインテリアと、乙女心をくすぐる雑貨の数々に、

女子のワクワク気分が高まります。

「私、大のピンク好きだと思われてしまうのですが…」と、

はにかみながら話してくれたのは

オーナーでフードスタイリストの吉岡久美子さん。

東京でフードスタイリストの仕事をしながら

沖縄で飲食店を開く夢を持っていた吉岡さん。

物件探しをしていたところ、外観内観すべてピンクのこの家を発見!

職業柄、カラフルなものや彩り豊かなものに興味がある吉岡さんは

一目見てすぐ借りることを決意したそうです。

それから、家に合わせて、食器や雑貨等をピンクで揃えていくうちに

“ピンクのお店”と愛されるオハナ食堂となりました。

「この家に出会わなかったら、沖縄に来ていないはず」

まさに運命の出会いですね!

学生のころ、海外に留学していた吉岡さんは

寮生活の中で、自分の国の料理を持ち寄る機会があり、

ヨーロッパやアメリカなど、色鮮やかな外国の料理の盛りつけを見て

食の彩りを追求し始めたそうです。

それがフードスタイリストになるきっかけだったとか。

ドラゴンフルーツ、ハンダマ、紅芋…

「沖縄は自然の色味が豊かな食材がたくさんあって、何より新鮮なものが手に入ることがとても嬉しい」

沖縄の食材は、吉岡さんの追求心を刺激します。

オープンした当時は初めて扱う食材も多く、琉球料理教室に通って調理法を学びました。

新しい食材の使い方やメニューの発案に日々奮闘しながら、

カラフルなものが多い沖縄の野菜や果物に注目し、

食材本来の色とバランスを考えた看板メニュー「カラバラごはん」が誕生!

“カラバラ”とは“カラフルバランス”の略。

野菜不足や、栄養が偏った食生活になりがちな時にオススメのメニューです。

素材の味を活かしたまま、目で色合いも楽しめる「カラバラごはん」は、

うるま市産のにんじん、黄金芋、パッションフルーツをはじめ

県産の食材をふんだんに使用。

県産豚軟骨ソーキの赤ワイン煮、島にんじんのクミン風シリシリーなど

1つのメニューに10種類以上のおかずが並び、きれいな彩りが食欲をそそります。

食後は「津堅にんじんケーキ」と「ピンクドラゴンスカッシュ」をどうぞ。

味が濃くフルーティーな甘みの津堅にんじんをたっぷり使ったケーキは、

乳製品、白砂糖不使用。ほどよい甘みがクセになり、いくつでも食べられそう。

ドラゴンフルーツを発酵させて作った酵素シロップを、自家製の炭酸で割ったスカッシュは、

目にも鮮やかなピンク色で爽やかな味わい。

自然の果物からこんなに眩しい色が生まれるとは驚きです。

ほかにもオハナ食堂では、ニンジン、黒糖、紅芋など特産品を練り込んで

彩り豊かにかわいらしく焼き上げた手作りクッキーも販売。

こちらも、卵、乳製品、白砂糖は使っていません。

沖縄のミネラル豊富な土壌と、塩分が含まれた潮風、そして眩しい太陽と温暖な気候が

旨みの詰まった濃い味わいと鮮やかな色の食材を生み出すとか。

沖縄ならではの味と色をぜひ味わってほしいと吉岡さんは話します。

暖かいピンクの空間に包まれながら、愛情たっぷりの料理が味わえるオハナ食堂。

ピンクというと女性をイメージしがちですが男性も、もちろんウェルカム!

オハナ食堂は石川曙の地で、いつでも咲いています。

春の温もりのような空間と料理をどうぞ  オハナ食堂

オハナ食堂

所在地/うるま市石川曙1-2-17

電話/098-989-5197

営業時間/土・日・月曜日 11:30~20:00L.O.(21:00CLOSE)

http://carabara.com