琉球古来の伝統エイサー、真夏の夜に大演舞!

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「伝統エイサーの郷 うるま」で一味違うエイサーを体感

沖縄で旧盆の時期に踊られる伝統芸能「エイサー」。現世に戻る祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌と太鼓の音に合わせ、

踊りながら地域の道を練り歩く。主に、旧盆の最終日「ウークイ」(旧暦7月15日)に行われる念仏踊りのことです。

先祖を大切に敬う沖縄では、大切な旧暦行事の一つです。各地域それぞれに独自の衣装・踊り・掛け声など特色を持つ伝統が受け継がれるうるま市は「伝統エイサーの郷」といわれるほど。旧盆前から夜になると、どこからともなく太鼓の力強い音が聞こえてきます。

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伝統エイサーの特徴の一つが、この小さな片面の手持ちの太鼓「パーランクー」です。軽やかでありながら夏の夜空に響き渡り、

三味線の音に合わせて踊る美しい演舞は目を奪われるほど。

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衣装も地域ごとに特徴があり、沖縄にエイサーが伝わったとされていた頃の白とグレーの衣装をイメージしたものから、

花笠を使った衣装など、青年会によってさまざま。

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各地域の青年会はどれも個性的です。夏になると幼い子どもたちの会話に「どこ のエイサーがいい?」「わたしはあそこ!」

といった、エイサーの話題が聞こえてきます。

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エイサー隊のなかに白塗りのひときわ目立つ格好した人を見つけたら、それが「ちょんだらー(京太郎)」です。

エイサーを盛り上げたり、隊列を整えたりする役どころ。ちょんだらーが唄って踊ることもあります。

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隊列を組みながら旗頭を先頭に道を練り歩くことを「道じゅねー」といいます。

「地方(三線を弾きながら唄う役)」の音色に合わせて、大太鼓や パーランクー、

踊り手などが繰り出す見事なコンビネーション。

この日のために市外から見物に来る方も少なくありません。

道じゅねーが行われている通りで は、エイサーを囲んで地元の方と見物客であふれかえります。

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道じゅねーが行われるのは旧盆の最終日「ウークイ」の夜が一般的でしたが、

最近は旧盆の初日「ウンケー」や二日目の「ナカビ」にも行われています。

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また、旧盆が明けた後にうるま市のエイサーが一堂に集結する最大の祭り「うるま市エイサーまつり」が開催されます。

各地域の伝統エイサーが一挙に堪能でき、道じゅねーとは一味違った面白さがあります。
うるま市の地域に残る伝統エイサーを堪能すること、それは、忘れられない異文化への触れ合いとなるはずです。

映像:小川櫻時 撮影:桑村ヒロシ(1、2、5、6、7枚目)

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伝統エイサーの郷 うるま

所在地/うるま市みどり町一丁目1番1号
電話/098-923-7612(うるま市観光振興課)
FAX/098-923-7623
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