鳥取県を会場に2009年より開催されているご当地バーガーの祭典「とっとりバーガーフェスタ」をご存知でしょうか。

その土地の特色を活かした“ご当地バーガー”を通して地域を盛り上げることを目的としたイベントで、

毎年全国から個性豊かなバーガーが集結し、NO.1を決定します。審査では、味や売り上げだけでなく、

食材、活動などの“地域性”が重要視され、バーガーファンはもちろん、全国の自治体や行政からも注目を集めている大会です。

今年は10月8日、9日に開催され、うるま市石川の「BONES」が沖縄県代表として初出場。

出展したバーガー「阿麻和利(あまわり)」が20団体中、2位に輝き話題となっています。

うるま市の世界遺産・勝連城跡に居城し、地域に繁栄をもたらした按司(琉球王国時代の旧官名)「阿麻和利」の名を命名されたバーガー。

名前を聞いただけでは想像がつきません。果たしてどんなバーガーなのか、開発秘話や大会の様子を伺いました。

大会に参加したきっかけについて「うるま市をたくさんの人に知ってもらいたかった」と語るのは店長の山内秀一朗さん。

「この地にBONESをオープンしてから約2年。営業を続けていくには地域の人々の協力が不可欠と日々実感します。

大会に参加して、全国にうるま市をPRすることは自分たちにできる地域への恩返し」と微笑みます。

「うるま市には歴史もあり、自然の恵みも豊かで、津堅にんじん、黄金芋、泡盛などこの土地ならではの特産品がたくさんあります。

それでも全国的には知られていない部分もまだまだあって…。この土地の魅力を詰め込んだバーガーを食べてもらうことで、

うるま市に興味を持ってもらい、訪れるきっかけと新たな観光の流れを作っていきたい」。

そんな想いが込められて「阿麻和利」は誕生しました。

10時間薪でスモークした柔らかい豚ロース肉を、勝連城跡の城壁に見立て何層にも重ね、

津堅にんじんのパウダーを混ぜ込んだ色鮮やかな自家製バンズで挟みます。

ポイントは肉にたっぷり絡められたバーガーソース。神村酒造の泡盛「暖流」の酒粕を使用したソースは、

スモークされた豚肉がまろやかな味わいになるのが特徴で、このボリュームでも飽きずに食べられます。

さらには、伊計島産黄金芋のムースの甘さと県産ゴーヤーのほのかな苦味、歯応えがアクセントになってどんどん食が進み、

見た目も味も二度と忘れることができないバーガーに仕上がっています。

また、「阿麻和利」は2位の他に、「ベストローカリズム賞」を受賞しました。

この賞は地域との絆や繋がりが最も強く感じられるバーガーに贈られるもの。

山内さんは「来年はもちろん優勝! さらには再びこの『ベストローカリズム賞』と、

一番味の評価が高いバーガーに送られる『ベストクオリティ賞』の三冠を目指したい」と意欲的。

「今年の2位という結果には悔しさが残りますが、全国のレベルの高さを目の当たりにして、ますます燃えてきました」と話す山内さん。

すでに来年の大会に向け動き始めていて、現在、中部農林高校の生徒とともに「阿麻和利」の第2弾を企画開発中です。

「ただ日本一を目指すのではなく、うるま市や沖縄県内の特産品、飲食店の経営などを勉強できる場を設け、

生徒たちと一緒に成長しながら日本一を取りたい」と語る姿から今後の活躍が期待されます。

うるま市ならではの素材がたっぷり詰まった、この場所でしか生み出せないハンバーガー。

その奥深い味わいは、5年後、10年後に“ご当地バーガー”の代名詞になっているかもしれないと感じさせてくれる逸品です。

 

 

この土地でしか生み出せない唯一無二のご当地バーガー「BONES・阿麻和利(あまわり)」

BONES BBQ&STEAK

所在地/沖縄県うるま市石川伊波1515-32

電話/098-965-7517

営業時間/月曜~金曜 11:00~15:00、17:30~22:00 土曜・日曜11:00~22:00

定休日/水曜

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掲載日 2017年10月27日