比嘉集落の港を右に入り、看板にそって奥へ進むとたどり着くのがシルミチューの入り口。
鳥居をくぐると、そこには108段の長〜い階段。
琉球神話に出てくる「シネリキヨ(シルミチュー)」、「アマミキヨ(アマミク、アマミチュー)」と呼ばれる神様が、
この鍾乳洞に住み、子どもをもうけたと、浜比嘉島では伝えられています。
「訪れると子宝に恵まれる」という言い伝えがあり、年間を通して参拝客が訪れます。
旧正月(旧暦の元旦)には、比嘉集落のノロ(巫女)と島民が一緒に島内を拝み回り、
シルミチューの前で古くから伝わる三線や舞を奉納します。
港の船には大漁旗が掲げられるなど、年初めを祝う行事が今でも引き継がれています。
タイムスリップしたような神秘的な、浜比嘉島の豊かな南国特有の緑を楽しみながら、
古くから残る石垣の集落を散策するのもお薦めです。